子育てをする上でおさえておきたい~モンテッソーリ教育とは~
今日は、モンテッソーリ教育について話をしていきたいと思っています。
近年、日本でも幼児教育の手法として注目されつつあるモンテッソーリ教育ですが、
「モンテッソーリ教育って何? あまり馴染みがなんだけど。」
「聞いたことはあるけど、よく知らない。そういえば、知人の子の幼稚園がモンテッソーリ教育だったような…。」
という方が多いと思います。
そこで今日は、「モンテッソーリ教育とは何か?」を分かりやすく解説していきたいと思います。
では、どうぞ!!
【モンテッソーリ】
モンテッソーリは、本名をマリア・モンテッソーリといい、イタリアの医学博士や幼児教育者、科学者、教育法の開発者と様々な肩書をもちます。
才女・モンテッソーリは<ローマ・ラ・サピエンツァ大学医学部>に女性として初めて入学します。
当時は、女性への差別・偏見が濃い時代だったため、入学後は別室で一人死体に向かいメスを取るなどの差別的処遇を受けました。
しかし、並々ならぬ医学への情熱から、逆境を乗り越え、1896年にはイタリア初の女性の医学博士号を取得するのです。
【モンテッソーリ教育とは】
モンテッソーリ教育は、「子どもには、自分で自分を教育する力がある」という「自己教育力」の考えが根底にある教育方法です。
子どもは教えられなくても、おっぱいを吸ったり、食べ物を口に運びます。
また、自ら歩くことを選択し、日々、成長していこうとします。
この自発的な力を、より発揮させようというのがモンテッソーリ教育の理念です。
以下にモンテッソーリ教育の具体的な特徴を3つ紹介します。
①行事が少なめ
通常の幼稚園保育園ではさまざまな行事が開催されますが、モンテッソーリ教育では「日常の生活」を大切にするために、行事が控えめです。
②環境の整備
モンテッソーリ教育は環境整備を重要視します。
環境整備には3つのポイントがあります。
・子どもが自ら教材・教具(遊具)を選択できること
・子どもの興味関心を惹きつけるような教材・教具(遊具)があること
・社会性や協調性が促進される、「縦割り保育」のクラス編成ができること
③見守る
モンテッソーリ教育において、大人の役割は、「子どもの成長を見守る」ことです。
大人の価値観を子どもに押し付けるのではなく、選択肢を与えて自ら学び、成長する子ども達をサポートするのです。
いわば、大人は子どもの成長を応援する、サポーター的な役割です
【まとめ】
モンテッソーリ教育は「自己教育力」に基に成長を促していくため、自己肯定感が高まり、主体的な行動や積極性が身につくと言われています。
最近では、藤井聡太棋士やジェフ・ベゾス、ビル・ゲイツなどがモンテッソーリ教育を受けたことで話題になりました。
もし、この記事を読んで、「モンテッソーリ教育」に興味をもたれた方がいれば、お近くの幼稚園に見学に行かれてみてはどうでしょうか?
きっと、のびのびと教材教具で遊び、自己教育力のもと、主体的に行動している子ども達がいますよ☆
教育の理念は、海を越えて、時を超えて…受け継がれていくのですね☆